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動画編集装置の紹介と取り扱いガイド

はじめに

平成12年度末、当センターに、映像処理を目的とした装備を持つPCが導入されました。
『ノンリニア・ビデオ編集』という言葉も、ずいぶん聞かれるようになってきたかと思います。
今回は、機材と、映像のキャプチャ、及び、出力・エンコードの手順を、簡単に紹介します。


  1. 機器構成
  2. キャプチャ(取り込み)
    1. 初級・中級者向けPCを使用する場合
      1. IEEE1394(DVCAM、DV、MiniDV)端子を使用して、キャプチャする場合
      2. アナログ端子を使用して、キャプチャする場合
    2. 上級者向けPCを使用する場合
  3. 編集
  4. 出力
    1. AVIファイルへの出力
    2. 『Cleaner 5 EZ』を使用しての出力
    3. 『Advanced RealMedia Export』を使用しての出力
    4. 『Windows Media Export Plug-in』を使用しての出力
  5. エンコード
    1. 『RealProducerPlus』 を用いたエンコード
    2. 『TMPGEnc』 を用いたエンコード
  6. まとめ


1.機器構成

編集用PC(初級・中級者向け)
SONY VAIO PCV-RX61K
CPU Intel Pentium III 1.0BGHz
Memory 512MB
HDD 60 GB
DVD-ROM DVD x16
CD x40
CD-R/RW Read x32
Write x12
Rewrite x8
OS microsoft Windows 2000 Professional
主なソフトウェア Adobe Premiere 6.0
Adobe Photoshop LE
RealNetworks RealProducer Plus 8.51
 
編集用PC(上級者向け)
Dell Dimension 4100
CPU Intel Pentium III 1.0BGHz
Memory 512MB
HDD 60 + 36.7 GB
DVD-RAM I・O DATA DVDRM-AB9.4G
OS microsoft Windows 2000 Professional
主なソフトウェア Adobe Dynamic Media Collection
RealProducer Plus 8.51
canopus DVRex-RT Professional 搭載
 
 上記PCは、総合情報処理センターのユーザアカウントでログインが可能です。
 

ビデオデッキ
SONY WV-DR9
再生可能規格 DV
Mini DV
SP モード
LP モード
S-VHS
S-VHS ET
VHS
標準モード
3倍モード
 
 他にも利用できる機材が少々ありますが、それについては、こちらを参照してください。

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2.キャプチャ(取り込み)

 映像素材を、すでにファイルとなった形で持ち込んで編集することも可能ですが、ここでは、VTRテープからPCへキャプチャする方法を説明します。 当センターでは、DV、MiniDV、S-VHS、VHS に対応したVTRデッキを設置しています。また、必要に応じて、前述のもの以外に、DVCAM に対応したVTRデッキを貸し出すことが可能です。 さらに、それ以外のものでも、再生機器と、接続ケーブルを持ち込むことにより、対応が可能です(ただし、利用者の方で、機材を用意していただく必要があります)。
 
2−1. 初心者・中級者向けPCを使用する場合
2−1−1. IEEE1394(DVCAM、DV、MiniDV)端子を使用して、キャプチャする場合
 
a)  スタートメニューから、Premiere を起動します。
 
b)  特に設定することが無ければ、『DV-NTSC Standard 48KHz』を選択して、『OK』ボタンを押します。
 
c)  ファイルメニューから、『ムービーキャプチャ』を起動します。
 
d)  赤の下線部に示される、キャプチャしたデータの保存場所が、『D:\』になっていなかったら、設定をしなければいけないので、右側の、下の『編集』ボタンを押します。
 『D:\』になっていたら、設定の必要はありません。『i)』へ進んでください。
 
e)  赤丸で示した、黒い下向きの三角形の付いたボタンを押します。
 
f)  『フォルダを選択』を選択します。
 
g)  『マイコンピュータ』をダブルクリックして、『ローカルディスク(D:)』を選択して、『OK』ボタンを押します。
 
h)  『キャプチャしたムービー』の『パス』が、『D:\』になっていることを確認してから『OK』ボタンを押すと、『ムービーキャプチャ』のウィンドウに戻ります。
 
i)  左側、下の方のボタンで、VTRデッキ、及び、キャプチャの開始・停止の操作が可能です。
 

前のフレーム 次のフレーム 停止 再生 スロー逆再生 スロー再生
巻き戻し 早送り 一時停止 録画(キャプチャ開始・停止) インポイントを設定 アウトポイントを設定
 
 基本的には、これらのボタンを使って、VTRテープの中の、キャプチャしたい部分に合わせて、『録画』ボタンを押して、キャプチャします。キャプチャしたい部分の再生が終わったら、再度『録画』ボタンを押して、キャプチャを終了します。

※自分が使いたいと思っている部分の、先頭より少し前から、最後より少し後までキャプチャして、この後、行うはずの編集作業で、いらない部分をカットする方が、失敗を少なくすることができます。

 
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2−1−2. アナログ端子を使用して、キャプチャする場合
 
a)  スタートメニューから、『DVgate Motion』を起動します。
 
b)  『設定』メニューの中の『機器の選択』で、『アナログ端子』を選択します。
 
c)
 赤丸で示したボタンを押し、『映像を見ながらキャプチャ』を選択します。
 
d)  画面右下のアイコンのうち、赤丸で示したアイコンをダブルクリックします。
 
e)  PC本体の、前面のビデオ端子(S端子を含む)からキャプチャする場合には青で示した方を、背面のビデオ端子からキャプチャする場合は赤い方を、チェックして、『OK』ボタンを押します。
 
f)  『キャプチャ開始』ボタンを押して、キャプチャファイルの設定をします。
 
g)  赤の下線で示した『保存先フォルダ』が、『D:\』になっていることを確認します。
(『D:\』になっていなかった場合は、横の『参照』ボタンを押して、『D:\』を指定します)
 その下の、青の楕円で示したテキストボックスに入っている文字が、ファイル名になります。そのまま使用することもできますが、変更することもできます。
 『保存先フォルダ』の確認(もしくは設定)と、ファイル名の設定が終わったら、『保存』ボタンを押します。
 
h)  VTRデッキを操作して、キャプチャしようとしている部分の少し前から再生を始め、『キャプチャ』ボタンを押して、キャプチャを開始します。
 
i)  キャプチャしたい部分の再生が終わったら、『一時停止』ボタン、もしくは『停止』ボタンを押して、キャプチャを停止します。後から編集作業をするのであれば、それによって必要無い部分をカットすることが可能なので、必要な部分の再生が終わった後、数秒程度長めにキャプチャしておいた方が、失敗を少なくできます。
 また、『一時停止』と『停止』の違いは、キャプチャしたい部分が連続しておらず、複数になっているときのみ現れます。『一時停止』から、キャプチャを再開した場合、一時停止させていたファイルに、データが追加される形でキャプチャされますが、『停止』した場合は、また新たなファイルを作成する形になります。
 
元のファイル 『一時停止』で止めた時 『停止』で止めた時
必要な部分1 不要な部分 必要な部分2
出力ファイル
必要な部分1 必要な部分2
出力ファイル1
必要な部分1
出力ファイル2
必要な部分2
 
※なお、ソフトウェアの仕様により、約9分30秒を超えるものについては、自動で複数ファイルに分割されます。
 
j)  キャプチャが終わったら、『閉じる』ボタンを押して、キャプチャを終了します。
 
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2−2. 上級者向けPCを使用する場合
 
a)  スタートメニューから、『Rex Video』を起動します。
 
b)  『ファイル』メニューから、『ファイルの設定』を選択して、ファイルの保存先と、ファイル名を設定します。
 
c)  赤線で囲んである4つの入力選択ボタンのうち
  • アナログ入力で、音声をRCAプラグで接続するときには『IN2』
  • ブレイクアウトボックスの背面のDV端子を使用するときには『DV1』
  • ブレイクアウトボックスの前面のDV端子を使用するときには『DV2』
を、それぞれ選択します。
 
d)  接続がDV端子であれば、赤で囲まれたボタンで、PCからVTR機器のコントロールが可能です。
 それ以外は、VTR機器本体でのコントロールが必要です。
 また、キャプチャの開始は、左下の、青で囲まれたボタンです。
 『停止』『一時停止』は、さらにその隣のボタンになります。
 
e)  キャプチャする映像の一つ一つが、約19分を超えないのであれば、『設定』メニューの中の『参照ファイルにキャプチャする』のチェックは付けない方が、ファイルの扱いが楽になります。
 また、約19分を超える時間の映像を連続してキャプチャする場合は、チェックが必要です。
 

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3. 編集

 編集用ソフトとして、初級・中級者用PC、上級者用PC両方に、『Adobe Premiere』が、さらに上級者用PCにのみ、『Adobe Dynamic Media Collection』『Canopus Rex Edit』がインストールされており、利用可能です。使用法は、数多くある書籍や、インターネットサイトを参照してください。

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4. 出力

 ここでは、Premiere を用いての編集作業終了後、Premiere を用いての出力方法を説明します。
 
4−1. AVIファイルへの出力
 
 AVI形式は、映像品質の劣化を、もっとも低く抑えることができますが、そのファイルサイズは、膨大なものになります(約9分30秒で、2GB程度)。そのため、他のアプリケーションで、ファイル変換を行うまでの、中間ファイルとして出力するのが、一般的です。
 
a)  『ファイル』メニューから『タイムラインの書き出し − ムービー』を選択します。
 
b)  ファイルの保存先ディレクトリ、ファイル名を設定します。
 映像フォーマットについてのデータは、ダイアログの左下に表示されるので、確認しておきます。ここでは、『Microsoft DV AVI』を推奨します。他のフォーマットに設定されている場合、もしくは、設定したい場合は、『設定』ボタンを押します。
 
c)  『Microsoft DV AVI』に設定する場合は、ダイアログ上部、赤で囲んだところを『全般』に設定し、青で囲んだ部分で『Microsoft DV AVI』に設定します。
 
d)  そのあと、赤で囲んだ部分で『ビデオ』を選択し、青く囲んだ部分が『Microsoft DV (NTSC)』になっていることを確認します(なっていない場合は、『Microsoft DV (NTSC)』を選択します)。
 『OK』ボタンを押します。
 
e)  『保存』ボタンを押すと、ファイルへの出力が始まります。
 
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4−2. 『Cleaner 5 EZ』を使用しての出力
 
 多くのファイル形式で、出力することが可能です。また、多くのプリセットが用意してあり、操作が容易です。
 
a)  『ファイル』メニューから、『タイムラインの書き出し − Save For Web』を選択します。
 
b)  赤で囲まれた部分をクリックして、目的のファイル形式を選択します。
 なお、語尾に『Streaming』と付いているものを選択した場合、設定時に、ファイルを置くサーバー名の入力を求められることがあります。
 
c)  続いて、『帯域』を選択します。
 
d)  ファイル形式と、『帯域』を選択したら、『Start』ボタンを押します。
 今回の例では、『QuickTime Progressive Download − Big movie (best for ISDN+ viewers)』を選択しています。
 
e)  ファイルの保存先フォルダと、ファイル名を指定して、『保存』ボタンを押すと、ファイルへの出力が始まります。
 
 
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4−3. 『Advanced RealMedia Export』を使用しての出力
 
 RealVideo形式のファイルに出力できます。
 数多くの設定項目を持ち、『Cleaner 5 EZ』を使用した場合より、細かく設定することが可能です。後述の『RealProducerPlus』と、同程度の設定項目を装備しています。
 
a)  『ファイル』メニューから、『タイムラインの書き出し − Advanced RealMedia Export』を選択します。
 
b)  保存先フォルダと、ファイル名を設定します。直に打ち込んでも設定できますが、『Browse』ボタンを押して設定した方が設定しやすいかもしれません。
 また、『Export Range』で、Premiere のタイムライン上での、出力範囲を指定します。
 さらに、その下の『Width』『Height』で、出力する映像の、それぞれ、横、縦のドット数を設定します。その隣にある『Maintain Aspect Ratio』のチェックを付けておくと、元の映像の縦横比が出力時に受け継がれて、『Width』『Height』のどちらかを変更したとき、元の映像の縦横比に合わせて、もう片方も変更されます。
 
c)  映像の題名等を入力します。これは、RealPlayer にて再生したとき表示されるものです(ただし、入力しなくても、ファイルを出力することはできます)。
 
d)  その映像ファイルの内容・画面サイズ・帯域によって、『Audio Format』『Video Quality』を選択します。
 また、『Preferences』ボタンを押すと出てくるダイアログの中で、さらに詳細な変換オプションを選択することが可能です。
 
e)  RealVideo形式のファイルには、複数帯域のデータを、一つのデータファイルに納めることが可能です。一つのファイルに、一つの帯域のデータしか入れないときは『Single-rate』を、複数入れるときは『Multi-rate SureStream』を選択してください。
 それから、その下の帯域リストの中の、出力したい帯域にチェックを付けていきます。
 なお、それぞれの帯域も、標準の数値から、変更することが可能です。ファイルの出力を始める前に、まず、標準に戻すことを推奨します。
 
標準の帯域設定へ戻す手順
 
e-1)  『RealVideo』ボタンを押します。
 
e-2)  『Restore Defaults』を、1回押し、『OK』ボタンを押して、先程のウィンドウに戻ります。
 
 
f)  すべての設定が済んだら、『OK』ボタンを押して、ファイルへの出力を始めます。
 
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4−4. 『Windows Media Export Plug-in』を使用しての出力
 
 Windows Media形式のファイルに出力できます。
 『Cleaner 5 EZ』を使用した場合より、細かく帯域設定することが可能です。
 
a)  『ファイル』メニューから、『タイムラインの書き出し − Advanced Windows Media』を選択します。
 
b)  映像の題名などの設定をします。
 
c)  保存先フォルダと、ファイル名を設定します。
 青で囲んだボタンを押すと、『名前を付けて保存』ダイアログが出てくるので、その方が設定しやすいかもしれません。
 
d)  出力させたい帯域を選択します。
 
e)  設定が終わったら、『OK』ボタンを押して、ファイルの出力を始めます。
 

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5. エンコード

 ここでは、Premiere を用いての編集作業終了後、出力されたファイル(基本的には、AVI形式ファイル)、もしくは、別の場所で作成されたファイルを、別のファイル形式に変換する手順を紹介します。
 ここでは、『RealProducerPlus』と、『TMPGEnc』の2つのアプリケーションを取り上げます。
 
 
5−1. 『RealProducerPlus』 を用いたエンコード
 
 AVI、QuickTime、MPEGの、各形式のファイルから、RealVideo形式ファイルを作成することができます。
 すでに編集の終わった、上記の形式のファイルがある時に有効です。
 今回は、既存MPEGファイルからの変換方法を紹介します。
 
a)  デスクトップ上の『RealProducerPlus』のアイコンを、ダブルクリックして起動します。
 
b)  映像の入力方法を選択します。今回は、既存ファイルを変換するので、『Record From File』を選択して、『OK』ボタンを押します。
 
c)  変換元のMPEGファイルを指定します。
 『Browse』ボタンを押して、『Select File』ダイアログで、指定ファイルを選択します。
 
d)  ファイルの指定が出来たら、『次へ』ボタンを押します。
 
e)  映像のタイトルなどの設定をします。
 設定の入力が終わったら、『次へ』ボタンを押します。
 
f)  RealVideo形式のファイルでは、複数の帯域の映像データを、一つのファイルに収めることが可能です。これから、作成しようとしているRealVideo形式のファイルに、複数の帯域の映像データを収めたいときは『Multi-rate SureStream for RealServer G2』を、一つの帯域しか収めないときは『Single-rate for Web Servers』を、選択します。
 今回は『Multi-rate SureStream for RealServer G2』を選択して、例を進めます。
 『次へ』ボタンを押します。
 
g)  変換する帯域を選択します。
 今回は、複数帯域用の選択をしているので、複数選択することが出来ますが、先程のところで、『Single-rate for Web Servers』を選択した場合には、この中の一つしか選択することは出来ません。
 選択が終わったら、『次へ』ボタンを押します。
 
h)  音声変換のオプションを選択します。
 変換する動画データに合わせて、選択してください。
 選択が終わったら、『次へ』ボタンを押します。
 
i)  画像変換のオプションを選択します。
 変換する動画データに合わせて、選択してください。
 選択が終わったら、『次へ』ボタンを押します。
 
j)  保存先フォルダと、ファイル名を設定します。標準では、変換元ファイルと同じフォルダに、変換元ファイル名の拡張子を『rm』に変えたものになります。
 設定が終わったら、『次へ』ボタンを押します。
 
k)  これまで設定したものが出てくる確認画面です。
 設定した内容で良ければ、『完了』ボタンを押します。
 
l)  設定は、これで全て終わっているはずなので、このまま『Start』ボタンを押せば変換が始まりますが、前に使用した人が、変換帯域を変更したまま終わりにしているかもしれないので、標準に戻します。
 
l-1)  『Options』メニューから、『Target Audience Settings − for RealVideo Clips』を選択します。
 
l-2)  『Restore Dfaults』ボタンを押した後、『OK』ボタンを押して、戻ります。
 
 
m)  『Start』ボタンを押すと、変換が始まります。
 
n)  変換中は、左に変換元の映像、右に変換後の映像が表示されます。
 例では、『28K Modem』『56K Modem』という低い帯域で変換を行っているため、右の映像の方が粗くなっています。
 
 なお、変換を始める前に、各種設定をすることが可能です。
 画質の向上等が見られる場合がありますが、多くの場合、さらに変換に要する時間が長くなります。
(ただし、標準のままで変換しても、特に問題はありません)
 
o)  映像用のフィルタや、変換オプションを追加できます。
 『Options』メニューから、『Preference』を選択します。
 
p)  『Video Filter』タブで、映像用フィルタの追加が可能です。
 ただし、画面サイズを変更しない場合は、『Resize Filter』オプションは無効です。
 
q)  『Video Codec』タブで、RealVideo Codec の変更や、変換オプションの追加が可能です。
 
r)  映像のフレームレートや、帯域を設定する事が可能です。
 『Options』メニューから、『Target Audience Settings − for RealVideo Clips』を選択します。
 
s)  『Video』タブで、フレームレートの設定が可能です。
 
t)  『Target Bitrate』タブで、基本的に、任意の帯域を設定することが可能です。
※上限値、及び、下限値を超えて設定することは出来ません。
 
u)  変換する際、映像のトリムや、サイズ変更を同時に行うことが出来ます。
 『Options』メニューから、『Video Settings』を選択します。
 
v)  映像のトリムを行う際には、赤で囲まれた部分の『Enable Cropping』にチェックをして、使用する部分の左肩の座標を、『Left』『Top』に設定し、使用する部分の幅と高さを、それぞれ、『Width』『Height』に設定します。
 映像の画面サイズを変更するには、青で囲まれた部分の『Enable Resizing』にチェックをして、任意の画面サイズを、『Width』『Height』に設定します。
 なお、このとき、『Maintain Aspect Ratio』がチェックされていると、変換元ファイルの映像の縦横比が反映されます。
 
 
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5−2. 『TMPGEnc』 を用いたエンコード
 
 多くの種類の映像形式ファイルから、MPEGファイルを作成することが出来ます。
 エンコード時間は、長くなりがちですが、出力されるファイルの映像がきれいなことで、定評があります。
 
a)  デスクトップ上の『TMPGEnc』のアイコンを、ダブルクリックして起動します。
 
b)  赤で示した『参照』ボタンを押して、映像ファイルを指定します。
 
c)  指定した映像ファイルの音声を使わず、他のファイルの音声を使用する場合は、赤で示した『参照』ボタンを押して、使用するファイルを指定します。
 
d)  変換された映像は、変換元ファイルと同じフォルダに、拡張子だけを『mpg』に変更されたファイル名で、出力されます。別のフォルダ、もしくはファイル名で出力したい場合は、赤で示した『参照』ボタンを押して、フォルダ、または、ファイル名を指定します。
 
e)  赤で示した『設定』ボタンを押すと、変換するMPEGファイルの細かな設定が出来る画面が表示されます。
 ただし、中には、設定に専門知識が必要な項目もありますので、書いてあることが分からない項目については、設定を変更しないことを推奨します。
 
f)  設定が終わったら、赤で示した『圧縮 開始』ボタンを押して、変換を始めます。
 

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6. まとめ

 ビデオカメラが一般化しつつあり、所有されている方も多いかと思います。さらに、学内でも、実験風景や、実験そのものを、ビデオで撮影しているところもあると聞きます。また、近年のPCの性能アップにより、以前は、企業でもなかなか使用することができなかった『ノンリニア・ビデオ編集システム』が、個人でも所有・運用できるようになりました。加えて、PCの価格が下がってきたことで、『ノンリニア・ビデオ編集』が可能なほどの性能を持たないPCでも、一般家庭にPCがあるということが、特に珍しいことでもなくなってきています。
 PCが普及してきたことで、ビデオカメラで撮影した動画を、PCのファイルとして取り込み、統一された形式にエンコードすれば、一般的なビデオカメラ用のVTRテープ(DV、Hi8 等)より、再生環境を、さほど選ばないようになりました。また、PCのファイルですから、コピー(ダビング)をしても画質劣化は無く、保存しておくにも、CD-R などのメディアが、比較的安価に手に入ります。さらに、webサーバに動画ファイルを置いて、世界に向け発信することもできます。
 様々な『記録・発信』の形態があり、もちろん、静止画の方が良いものも存在しますが、動画の方が良いものもあります。前述の、実験風景や、実験そのもの、また、卒業研究発表の記録などなど、著作権・肖像権などにも配慮していただきながら、活用していただければと思います。
 
山梨大学 総合情報処理センター
石田 芳章
ishida@ccn.yamanashi.ac.jp

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