総合情報処理センターの設置にさいして



工学部長 兒嶋 弘直


 山梨大学総合情報処理センターが、この4月から学内共同施設から大学全体のセンターとして新たに発足されたことを、工学部の一員としてたいへん喜ばしく思っております。

 皆さんもご存じのように、これまでの日本の発展は、科学技術の進歩と技術者等多くの人々の努力によるところが大きかったことは言うまでもありません。しかし、最近の世界では急速に情報化が進み、各国の壁が破られ、今後はますます同じ情報を共有するような社会になっていくように思います。このような時代の中にあって、山梨大学工学部及び大学院工学研究科(博士前期課程及び博士後期課程)では、豊かで安全な社会を構築していくために、創造的な技術展開を試み、将来に向けてさらなる展開を図っていくことを目指しております。そのためにも、世界各国の研究者との意見・情報の交換をより広く、より速く行う必要があり、このたびの総合情報処理センターの発足は工学部にとりましても大きな成果につながるもの期待しております。