[研究報告の目次へ戻る]


24時間利用端末室のモラル

総合情報処理センター事務室 
ipc@ccn.yamanashi.ac.jp

 総合情報処理センターには、学生が利用できるパソコンが約250台あります。これらのパソコンは4教室とオープンスペースに設置してあります。4教室のうちの1つ(センター分室)は、15年前に建物の入り口にドアカードシステムを導入し、学生に24時間利用解放しています。24時間利用できる端末室を設けている大学は極めてまれで、全国に誇れるサービスです。これまで、それが順調に運用されてきたことは梨大生の質の高さを示しているともいえるでしょう。
 開始した当時は、学生が自由に使えるパソコンが少なく、演習での課題作成のために、端末の順番待ちの列ができる状況でした。このようなとき、端末室を24時間利用解放したことは学生に大変喜ばれました。当時はインターネットもなく純然たるレポート作成に利用されていました。
 現在は設置端末数も増えましたが、インターネット時代の到来で、各種の利用が増え、端末室は大盛況です。終日利用者が絶えることはありません。センターでは機器が安全に使用され、授業利用に支障をきたさない範囲において、今後も継続して24時間利用のサービスが続けられればと考えています。
 しかし、残念ながら端末室の利用マナーは必ずしも良くなく、このままでは全国的にも珍しい24時間利用形態の存続が、危ぶまれる状況にあります。

一般的利用
 (道徳的に不勉強な者が少なくないのはなぜ?)

  1. 端末室内での飲食:
  2. プリンタ出力:
  3. 故障パソコンの放置:
  4. 端末室内での携帯電話利用:
  5. 玄関の履き物の乱雑な脱ぎ捨て:

端末の不正利用

  1. 不正フォルダの作成1:
  2. 不正フォルダの作成2:
  3. 管理者権限の略取:
  4. ゲームのインストール:
  5. 終了時刻後の端末室の使用(終了時刻制限のある端末室):

 端末の不正利用や飲食は、一部の不心得者の学生に限られているものと思われる。
 現状でのこのような利用状況によって、利用禁止となることを心配して、演習の教官に訴える学生もいる。演習担当の教官が、メールで学生に意見を募ったところ、数名の学生から意見が届いたが、大半の学生は無反応状態だったようだ。
 しかし、メールを寄せてきた学生は建設的な意見だった。
学生のメールを要約すると
  1. 今まで通りの運用を希望する:
       ただし、休日・夜間の利用は登録許可制としたらどうか
  2. 夜間・休日利用は停止:
  3. 各自で注意した:
  センターでは、このようなこころある学生の増えることを期待して、今後の対応を検討したい。
[ 研究報告の目次へ戻る ]