3−2.)熱帯降雨観測衛星 TRMM 降雨レーダ(PR)を利用した強雨域の抽出

TRMM PRは地上高度およそ350km上を巡る軌道衛星に搭載されている降雨レーダであり、地上降雨レーダは特定地点からの一定の範囲内の水平方向の観測であるのに対して、鉛直方向(250m分解能)の観測と、北緯35度〜南緯35度の広域に渡る観測を可能としていることが特に注目される点である。
以下は1999年9月22日,台風が沖縄本島周辺を通過した時のTRMMデータを抽出・可視化したものである。

 

(1)標高3000m、1.6mm/h以上

(2)標高5000m、1.6mm/h以上

(3)標高7000m、1.6mm/h以上

 
 

(4)

(5)

(6)

左より、0.6mm/h以上の降雨域を
(4)レーダサイト東方40kmの位置を南北でスライスしたデータ
(5)レーダサイト東方20kmの位置を南北でスライスしたデータ
(6)レーダサイト上を南北でスライスしたデータ 
 
 

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