第6章---着付け方とたたみ方---

1  着付け方
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第1節  着付け方

この節では着付け方を示す。

体型の補整をする。

  • 腰のくぼみにタオルを4つに折ったものを当て、紐でおさえる。
  • 紐を体に一巻させる。
  • 体の正面で紐を一結びする。
  • 紐を持った手を交差させる。
  • 余った紐は体に巻つけた紐にはさむ。
  • 腰にタオルがあたり、体が補整できる。
  • 着付けを示す。

    1

  • 浴衣をはおり、左右の衿先を前でそろえて引く。(背縫が背中心にくる)
  • 2

  • 片手で両衿の衿先から約15cmの所をそろえて持つ。
  • もう一方の片手で背縫を持つ。
  • 浴衣を前後同時に持ち上げて、裾線をくるぶしのあたりに決める。
  • 3

  • 裾をくるぶしに合わせる。
  • 4

  • 裾線を変えないようにして、左手で左前身頃の衿の部分を持つ。
  • つま先を裾線より3cm上に決め、衿先を右の腰骨のあたりに当てる。
  • 5

  • 左前身頃の脇線を動かさないように、そっと開いて、右前身頃を中に入れる。
  • つま先を裾線より5cm上に決め、衿先を左の腰骨あたりに当てる。
  • 6

  • 左前身頃を重ねておさえる。
  • 7

  • 腰紐をウエストの位置にあて、後ろに回して交差させ、脇でしっかり結ぶ。
  • 8

  • 図のように腰紐を押し込む。
  • 9

  • 身八つ口から手を入れ、背中心のたるみを下ろしながら、手を脇までずらして、 おはしょりを整える。(赤の矢印の方向に引っぱる)
  • 10

  • 9では手を図のようにする。
  • 11

  • 前は右手でおくみ線のあたりを持つ。
  • 左手を身八つ口から入れ、おはしょりを整える。(赤の矢印の方向に引っぱる)
  • 12

  • 右前身頃は図のように折り、船底型に整える。
  • 13

  • 右前身頃を黄色の線のように中で折りたたんでおくとウエストの所がすっきりする。
  • 14

  • 右手で衿を持つ。
  • 15

  • 左手で背縫を持ち、かるく下に引いて、衿の後ろを首から離す。
  • 16

  • こぶし一つ分くらい離れていればよい。
  • 17

  • 左右の衿をのどのくぼみから1cmくらい下で交差させるように整える。
  • 衿もとがくずれないようにして、バストの2〜3cm下に紐を当て、 後ろに回して交差させ、前で一結びにして紐をはさむ。
  • 18

  • 後ろの左右の身頃を両脇に引き、背中のしわをなくす。
  • 19

  • 右脇で余った分は前のおはしょりの中に入れる。
  • 左脇で余った分はひだを寄せて後ろに入れる。
  • 20

  • おくみの縫い目をそろえる。
  • 伊達締めを締める。
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