過去の地震の発生間隔(周期)をR,最後の地震から現在までの経過時間
をTとするとT/Rが1に近い活断層は,近い将来地震発生の可能性が高く要
注意断層であり,T/Rが1より小さい場合には安全な活断層と評価すること
ができる.
A・BはともにRは同じであるが,AとBの違いは,Aは歴史代に活動した
記録が無いがBは最近活動した.つまりAは最後の地震からの経過時間Tが
大きい.
C・Dはともに歴史時代に地震活動の記録をもつ.CとDの違いはRで,C
は短いのに対してDは長い(もし,CとD地震の規模が同じならCはDに比
べ活動度が高い).したがって上図からA〜Dの活断層の危険度は次のよう
に評価される.