以下に1998年5月1日から1999年2月11日までの計測結果を示す. 計測はPrimary Segmentを構成するスイッチに対して15分毎にmib変数 (ifInOctets, ifOutOctets)の値を収集している. ここでは,ifInOctetsとifOutOctetsの合計を表示している.
図4にX軸を日別にした場合の結果を示す. 全体として大きな特徴はない.Y-NIXに流れるトラヒックがさほど大きくないために 個々の利用状況が全体にも現れている.
図5に月別に平均した結果を示す. わずかではあるが,全体としては増加の傾向にあることがわかる.
図6に1週間に並べかえた結果を示す. 全体に休日よりも平日の方が利用者が多い.そして,休日には大きなピークがないの も特徴である.
図7に1日に並べかえた結果をプロットし,同時に最大値と平均値も 示す.Y-NIXを経由してNewsシステムのデータ配送を行っている組織があるために 全体的に平均してデータが流れている.時間帯では就業開始時刻(10:00時付近)から 上昇して,22:00時付近までほぼ一定の流量がある.そして,23:00時以降から深夜 1:00時付近では流量が増加する.
これらの結果はNSPIXP2[15]やJPIX[16]で示される 統計と比較すると,全体に流れる量が少ないために,個々の利用状況が全体に 反映している.そのために全体としての傾向の特徴を見るには至っていない. しかしながら,曜日や時間帯ではわずかながら特徴を見ることができた. これらの傾向はNational IXと基本的には同じである. 全体ではトラヒックが増加の傾向にあるので,今後の経時的な測定によって, 地域IXでの特徴が出てくると思われる.
また、各Route Serverの運用状況は表2の通りである.
RSd on Solaris | RSd on FreeBSD | |
CPU時間割合 | 0% | 0% |
メモリ占有率 | 4.0% | 0.5% |
仮想記憶割当サイズ | 10560 Kbyte | 940 Kbyte |
プロセス常駐サイズ | 10216 Kbyte | 1264 Kbyte |