第4章---標の付け方---

第2節  身頃
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第2節  身頃

この節では身頃のしるし付けを示す。(1〜14)

後身頃のしるし付け(1〜8)

  • 背にする方の耳をそろえて2枚を中表に合わせ、衿肩明を左手前に後身頃を上に なるように2つ折りにしておき裾をそろえる。
  • 図の赤い線をへらでしるし付けをする。
  • 1

    衿肩明のしるし付けと切り方
  • 実際には肩山線で折ってしるし付けをし、切る。
  • 図のようにしるし付けをする。
  • 青の線は緑の切り線のための線。
  • 緑の線を上2枚(後身頃)だけ切る。
  • 赤の線はしるし付けの線。
  • イ〜ロをはかっておく。
  • 2

  • 衿肩明側の耳から1cmの所に背縫のしるし付けを衿肩明から裾までする。
  • 3

  • 裾から1.9cmの所にしるし付けをする。
  • 4

  • わきの肩山から23cmの所に袖付けのしるし付けをする。
  • 5

  • 4の袖付けの所から13cmの所に身八つ口のしるし付をする。
  • 6

  • 肩山で肩幅+0.4cm、身八つ口と裾で後幅+0.4cmの所をむすんでしるしを付ける。
  • 脇の縫い込みを落ち着かせるように以下の様にする
  • 肩幅と後幅の差が2cm以内の時は、身八つ口しるしより肩山まで斜めにする。
  • 肩幅と後幅の差が3cm以内の時は、身八つ口しるしより10cm下がって、 肩山と斜めにする。
  • 肩幅と後幅の差が4cm以内の時は、身八つ口しるしより20cm下がって、 肩山と斜めにする。
  • 肩幅と後幅の差が5cm以内の時は、後幅を1cm増して、差を4cm以内にとどめる。

    7

  • 肩山に山じるしを付ける。
  • 8

  • 背縫側の裾のしるしから衿下+5cm(居敷当て付け位置)の所にしるしを付ける。
  • 4の袖付けと5の身八つ口に糸じるし(赤のしるし)をつけておく。
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    つづく(9〜14)前身頃のしるし付け